(追記)2021.3.14
1.28から肝硬変&依存症で元夫のもと、遠くの病院に入院中の長男は
「禁酒はできる、断酒はできん。」と言いました。
少しづつですが前に進んでいるのだと思います。
まだまだわからないところもたくさんある病気です。
なかなか理解してあげられなくてごめんね・・・
息子とは今、お互いに「過去と過程はもう言わない」と約束しています。
しばらくは遠くから見守りたいと思います。
(続きを第2弾でお伝えできる日まで・・・(;_;)/~~~)
♪忘れな草をあなたに♪
喜びの 喜びの 涙にくれて 抱きあう 抱きあう その日がいつか来るように
1980年生まれの長男はこの歌知りませんでした(笑)63歳母
この恐ろしくて悲しい病気を多くの人に知ってもらいたいです。
「アルコール依存症は大切な家族・仕事・趣味よりなによりもお酒に脳が支配されてし
まう病気です。社会的生活ができなくなり、健康面、精神面も侵されてやがて廃人の様
な生活を送ります。脳のコントロールができなくなる病気です。完治しません。」
お酒はもちろん合法です。
けれど重度の依存症になってしまうと薬物中毒よりも怖いのです。
どこでも誰でも買える、安価な金額で買えるから誰でもなる可能性がある。
TVはCMであふれ、スポンサーになっていることが多いから酒害を伝えることはTVでは
扱いにくい。 身近に起こらなければたぶん誰も興味を持たない。
山口達也が問題起こしてアルコール依存症だと報じられても実態はわからないし理解は
されない。「酒癖が悪い奴」くらいのイメージでしょう。
息子がお酒に強いのは知っていました。一緒に飲むことも多かったしいつも楽しいお酒
でした。酒癖が悪いなんてこと一度もありませんでした。いい会社の普通のサラリーマ
ンです。なので重度になって別人になって、入院にまで至ったのは信じられない出来事
でした。そして手遅れになって、必死に調べるまで私もアルコール依存症について何も
知りませんでした。
まず、知る機会がありませんから!
そして、調べてから「思い返せばあの時・・・」と気づいた兆候はいくつもありました。
★信じられない息子の症状★
社会的生活ができなくなるというのがどういうことか・・・
廃人のような生活がどういうことか・・・
何よりもお酒が第一になるのがどういうことか・・・
を目のあたりにした悪夢のような日々の出来事。
依存症者はお酒が入るとまともではありません。
(Twitterで知り合った当事者さんの言葉)
【まともな状態に戻る=回復】には【断酒】しか救いの道はありません。
本人に断酒の意志になってもらうしかありませんが
まともな状態ではないし、脳が支配されているので、
周りが説得するのは難しいことです。
息子がアルコール依存症と診断され、クリニックで最初に言われた家族対応は
「アルコール依存症患者にはかかわるな。ほおっておけ。仕方がないと思え」でした。
それもわかるようになってきました。
でも特に父母は、飲酒コントロールができなくなった子供の姿を見たら
「ほおっておく」ことはできません。普通はね。
だから家族や周りの協力と病気に対する正しい理解も絶対重要です。
★信じられない元夫の言動★
第2のアルコール依存症の父親(「それでも俺はアルコール依存症じゃない。」元夫)
は酒に強い事を武勇伝の様に思っていた人。長男がアルコール依存症で3か月間入院し
た後も、アルコール肝硬変症で1か月間入院した後も配慮せずに一緒に飲んでいました。
いつまでたっても「依存症は脳の病気である」ことを理解しません。
いつまでたっても長男の症状を過少申告、過少判断します。
この凝り固まった考えが何よりも私を苦しめ病ませ、息子の治療を遅らせ症状を悪化さ
せ「断酒の意志に導く」機会をことごとく逃してきたと思います。
こんなことが起こっていいのだろうか?という事ばかりでした。
元々の長男なら父親のおかしな言動を指摘するくらいの冷静な子でしたが、
お酒に支配されている脳は、心置きなく一緒に飲める親父になびいてしまうのです。
私はそれが一番恐ろしく悲しく悔しく、はらわたが煮えくり返る思いだったのです。
飲酒歴が男性の場合20年間、女性の場合10年間でアルコール依存症になると言われています。お酒を飲み始めた若い方も、お酒を飲みすぎかな?と思っている方も、ご家族の方も、ぜひうちの実態を知ってほしいのです。
私もまだまだこの病気のこと、理解していないところもあると思います。
https://readyfor.jp/projects/sakenomitama