入院以来初めての面会です。
前日に新幹線で着いて、猛暑の中泣きそうになりながら病院にたどり着きました。
アルコール依存症患者の面会は場所も時間も自由で喫煙所のところでたっぷり会うことができました。息子はかなり痩せて日に焼けて精悍な感じになっていました。
その姿を見たとたんに号泣です。
【主治医との面談】
私「精神状態を気にして今後のこととか突っ込んで話したことがないのですが・・
(´;ω;`)ウッ…」
私「断酒しないと言って(´;ω;`)ウッ…いるのですがどうしたら・・・( ノД`)シクシク…( ノД`)シクシク…( ノД`)シクシク…(つд⊂)エーン(つд⊂)エーン」
医「今日はお母さんの不安の相談ですか?断酒会に行こうが行くまいが
四十男のことですよ。」
私「コントロールを失った脳で節酒ができるのでしょうか?」
医「0%ではありません」
【相談員さん】
手紙で事細かく相談していましたが、当日は電話を入れても出てもくれず会ってもくれませんでした。個人的な相談は相談員さんが親身に対応してくれると思っていたのでガッカリしました。
【本人との面会で】
・入院生活で見て聞いた壮絶なアルコール依存症患者あるある話をしてくれます。顔面骨折・・・怖!
他病棟の外にも出られない患者さんの話や病院関係者さんへの感謝の言葉も。
でも「自分はまだまだ大したことはない」という気持ちも透けて見えます。
会社のことや、私が隠したマンションのカギのことなどは話を避けているようです。
【面会後】
マンションに片づけに寄りました。荒れた状態を本人に見せた方がいいのかとも思いましたが、飲酒の執着がフラッシュバックしてしまうかもしれないし、引き払う時には親が責任を持ってやりますと、会社に言ってあったので、少しずつ片付けておかないときつかったからです。そして気づきました。
【火災保険を更新していない!】だいぶ前から何もしなくなっていたんでしょう。
付き添いだしてからたばこを吸うようになっていたので、私は真っ蒼になりました。
大きなベッドしかないような部屋だったので、付き添い中に買ってあげた物もたくさんあります。それはまとめて自宅に送りました。スタンド、ドデカクッション2個、ノートパソコン、マッサージ器、電気ポット・・・
「コロナが収まって社会が戻ればすぐにでも働ける」と言っていた言葉を信じて全部クリーニングに出しておいたスーツも数着。
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優一へ。付き添い中に買ったもの戻します。最初は喜んでくれていたのに、日に日に興味を失っていったのが悲しいかったから。
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という置手紙を残しました。
8か月間長男は一度もこの部屋には入っていませんから見てはいませんが。
誰も住んでいない部屋の家賃、水道代は今も毎月ひかれています。
【帰ってから】
神戸×→大阪○ 東京×→埼玉○
この言葉を信じていました。でも再飲酒でこれも裏切られることとなります。
「四十男のことですよ」ですけれども
「いくつになっても子供は子供」母にとっては。